ユルユルいきましょう

ユルユルと断酒してます♪

最初の三日間には地獄が待っている(禁煙の話)

禁煙八十四日目、断酒六十一目

前回はタバコを止めたきっかけについてでした。

アディニャムが本格的に煙草を吸い始めたのは十七歳、当時は高校生で寮に入っていましたねえ。昼ご飯の後や夜の自由時間に湖の畔にある喫煙コーナー…じゃなくて、たまり場があってね、そこでみんなでわいわい吸うタバコは美味しかったなあ…なんて遠い日々の回想はどうでもいいですが、それから四半世紀タバコを吸い続けてきました。だいたい一日三十本くらいですかねえ。月額にして二万円以上です。

そんなわけで三ヶ月ほど前に思い立ったようにタバコを止めました。前からなんとなくやめたかったところでちょうどタバコが切れて、それ以来タバコは買ってないし吸っていないだけです。

 

簡単ですよ、楽勝楽勝♪

 

なんてわけがありませんw もちろんそんなスマートなわけもなく、禁煙してからの数日間は今思い出しても笑えるくらい辛かったです。

朝起きて一服、朝のコーヒー入れる前に一服、コーヒー飲みながら、飲み終わった後の一服、出かける前の一服、仕事前、中、後の一服、飯後の一服、運転中、到着後、帰宅時、飲みながら、寝る前…もちろん人によりますが、お酒と比べてタバコの方が吸ってる場所も状況も多様な気がします。仮に十六時間起きているとしたら、喫煙していた三十本分の三十回、つまり三十分に一回は激しい喫煙衝動が襲ってくるのです。

 

「おいおい。オレはこれからお前なしでどう生きていけばいいんだよ…」

 

本当にどうしていいのか分からなくなり、「ぬああああ」と叫びながらシャドウボクシングをしてなんとか気を紛らわせたものですw 常軌を逸してますね。夜は酒でやり過ごしました。禁煙の如何に関わらずどっちみち飲んでいたのだろうからアレですが、飲むと救われた気がしました。単純に脳が麻痺したのでしょう。そうやって一日目は過ぎていきました。

二日目に襲ってきたのは強烈な眠気でした。コンセントを抜かれ、充電池のバッテリーが切れたような状態です。タバコの覚醒作用に頼り脳がドーパミンを出さなくなるので、ニコチンの供給が途切れるととたんに活動停止に陥るらしいのです。身体をくの字にして(親指を咥えていてもおかしくないような精神状態です)、ただ横たわっているだけ。まぶたが暗幕のように視界を塞ぎベッドから動けない。しかも眠いし眠るのだけど、まったく眠った気がしないのです。

禁煙する際には仕事が一段落し、時間的に余裕のある時を選びましょうとありましたが、その意味がよく分かりました。この眠気は強烈すぎて何も手につきません。運転なんかしてたら命に関わります。もし禁煙を考えている方がいるなら、最初の三日間には地獄が待っていると覚悟して下さいw

三日目も大して変わりはありませんでした。でもそこから少しずつ楽になっていきます。今でも吸いたい時は結構あります。でも、地獄は通り過ぎたし、少しずつですが着実に前に向かって進んでいるような気がします。

例えば、禁煙を初めてしばらくは帰宅したとたんに強烈な禁煙欲求に襲われていました。意識したことはなかったんですが、帰宅してホッと一息ついてすぐに一服していたんでしょう。意識していなかった分その衝動の激しさにビックリしました。

けれど、今はそんな衝動全くありません。フツーに帰宅してふんふんふんと冷蔵庫開けて炭酸水を飲んだりしています。だからおそらく、前には進んでいるのでしょう。

禁煙も断酒も成功率はなかなか低いようで、どこまで続くかも自分では分かりません。分かっていることは一本吸えばまた一日三十本もタバコを吸わなくてはいけない生活が待っていること、お酒に関して言えば、一杯飲めばまた毎晩記憶をなくし自分の言動の制御権を完全に失ってしまうようになるということです。意図もしないのに愛する人間を傷つけたり不快な目に遭わせるのは不本意で情けないことで、それは「最低限こうありたい自分」にかすりすらしません。そしてその状態に戻るのはとても恐ろしいことです。

だから絶対やめてやる! という気持ちは胸の中に隠し持ちつつ、ボチボチとあまり根を詰めずにノンビリゆるゆると続けていきたいと思っています。

楽しくないと何も続かないもんね♪

それでは皆さん、素敵な一日を!

 

[http://にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ

[http://にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ

[http://にほんブログ村 健康ブログ 健康的な生活へ