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ユルユルと断酒してます♪

底付き? 禁煙の一番のメリット

禁煙九十一日目、断酒六十九日目

こんにちは。

先日古本屋でアルコール依存症に関する本を立ち読みしていた時のことです。

ご存じの方だらけかもしれませんが、「回復は足、耳、口の順番で訪れる」みたいな言葉が書いてありました。これは初めて聞く言葉で新鮮でした。

まずは自助会に足を動かし通い、人の体験談に耳を傾け、自分の体験談を語る。

そうやって回復していくそうなのです。

アディニャムはずいぶん前から明らかに飲み過ぎでした。酔って記憶を失い家人に迷惑をかけてきました。警察沙汰になったこともないし、喧嘩もしません。ただ、たまに怒りっぽくなったり、夜に寝ぼけて起きだしトイレではないところで排泄に及ぼうとしたり、そんなことが多々ありました。

そしてある日、いつものように酔い潰れて覚えていないんですが、ずいぶんと不機嫌になり、怒ってしまったらしいのです。家人は呆れて眠り、自分も眠ったそうですが、深夜に急に起きだして、暗い部屋の中を立ったり座ったりウロウロしたり、たいして広くもない部屋の中をずっと徘徊していたそうなのです。

「昨日は久しぶりに、本当にひどかった」

というのが家人の言葉でした。もちろんなんの記憶もないので謝る事しか出来ません。それでも一体何回そうやって謝ったんでしょう。

そして暗い闇の中無表情な自分がコソコソと部屋の中を徘徊している姿が目に浮かんだんですね。なにかの抜け殻なのか、よく分かりませんけど、乗っ取られ憑依されて自分でなくなってしまった自分の肉体が、暗い部屋の中を徘徊しているんです。意識のない自分が酒臭い息を吐きながら。自分の知らないところで。

「ああ、オレはもう、酒は無理なんだな…」

とその時初めて、心底思ったのです。まだ仕事もしているし家人にも見捨てられているわけではない。でも、そういう問題ではない。このまま飲み続ければいつか家人を殴るかもしれない。いつの日か、仕事のことを忘れて行かない日が来るかもしれない。外に出かけて車に轢かれるかもしれない。

そうなったら遅い。

こんなのを底付きと呼んでいいのか分かりませんけど、悟りというものがあるのならそれに近いような感覚でした。目の前がパッと開けてはっきりと道が見えたんです。

「酒は無理だからね」って。

どうせ悟るならもう少しまともな悟りを開きたかったですけどw

で、ラッキーなことに禁煙がですね、最初のキツい三日間を乗り越え三週間目。なんとなくタバコのない生活のペースを掴み始めた時だったのです。バカで調子のいいアディニャムはその時思ったワケなのです。

「タバコやめられたんだから、酒もいけるんじゃね?」

アディニャム的には、正直、禁煙の一番のメリットはそこでした。調子に乗って断酒するって決意したことでした。

そして禁煙で太り初めて運動を始め、ブログ村に出会いブックマークをして皆さんのブログを読むようになり、最近「自分のことを書いてみるのもいいかもなあ」と思い立ちこのブログを始めました。病院にも行っていないし自助会にも参加していませんので、こういう話を人にしたこともありませんでした。本来の意味とは違いますが、足、耳と続き口を開いて語り始めたわけです。

大きな炎はすぐに燃え尽きてしまうかも知れませんので、チラチラと執念深く、あまり思い詰めずにゆるゆる頑張っていければなあ、なんて思っていますけど。

さあ、そろそろ色々しなければいけない時間だ。

それでは皆様、よい一日を!

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