言葉の問題:アルコール依存症の二つの定義&「荒らし」に関して
こんにちは。
前回の更新からちょっと時間が経ってしまいましたが、ボチボチユルユルとやっております〜。
前回はBBCの記事を紹介しました。アルコール依存症と診断された場合でも節酒は可能だったりすることもある、みたいな記事を紹介しました。ちゃんと記事を読まれて、通常の読解力がある方は分かると思いますが、この記事は節酒を推奨するものでもなんでもありません。アルコール依存の「ゴール」は必ずしも断酒ではなく、場合によっては節酒も可能だ、そういうことを言っている記事です。
「アル依には断酒しかない!」という声が聞こえてきそうですが、けっきょく言葉の問題というか、定義の話が根本にあるようです。
以下はWHOと米国精神医学界にガイドラインですね。
過去1年間に以下の項目のうち3項目以上が同時に1ヶ月以上続いたか、または繰り返し出現した場合 |
1. 飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感 |
同じ12ヵ月の期間内のどこかで、以下の項目のうち3項目以上が出現した場合 |
1. 耐性の存在 |
なので、痛風持ちで飲まない方がいいのに晩酌がやめられず、毎晩ついつい飲み過ぎて、飲まないと眠れない。こんな人も定義上はアルコール依存症と言えるわけです。これを異常ととらえるか酒好きと捉えるかは社会的な価値観やら個人的な信条で異なるでしょう。こういう人達は、「節酒で対応も可能かも知れない」とアディニャムは思います。そうだといいね、とも思いますけどね♪
ただ、節酒やら減酒はさんざん試してもダメで、もう断酒しかない!
という人間を指して「アルコール依存症」という場合もあるようで、この二つの基準の存在が混乱の源になっている気がします。
仮に前者を「広義でのアルコール依存症」、断酒しかない人間を「非可逆的アルコール依存症」とか呼ぶことにして、ちゃんと断って使ったらいいんじゃないのかと思うのです。「断酒しかない」「いいや節酒でも行けるっしょ!」「節酒出来るようなヤツはアル中じゃねえ!」みたいな論争はあまりにも不毛で下らないと思うんですね。
まあ、でもね。
結局そんなもんはしょせん言葉の問題に過ぎないですね。
「人生に問題が起こっているなら対処しなきゃならない」
それが本質です。定義上アル中だろうが、アルコール乱用であろうがどうでもいい。酒に溺れて大切な事が手につかず、周囲の人も自分も傷つけるような生活から抜け出せるのであれば、その方法が節酒であろうと断酒であろうと、世の中が何を提唱していようと、誰がなんと言おうと、手段はなんでもいいと思うのです。
アルコール依存症の治療のゴールは断酒ではなく、酒中心の生活からの脱却と、(出来ることなら)現状よりも質の高い生活です。混合されがちですが、断酒は手段であって目的ではありません。
「えっ、ウソ、マジで! じゃあ断酒しなくてもいいんだ!」
とぬか喜びをした人のために言っておきますが、節酒出来ない人には断酒しかありませんし、オレってアル中かも…と思うくらい飲んじゃった人には大抵断酒しかなかったりします。 目的に対して手段が一つしかないので、ごっちゃになりやすいんでしょうね。
とにかく自分が酒で問題があると思った方は、事情が許すならば、まずは節酒してみるべきです。それが無理なら真剣に断酒を考えた方がでしょう。
はい。落ち込む気持ちはよく分かりますよw でもね、酒を止めても、酒に変わる幸せなんていくらでもあるし、慣れれば飲まないことなんて大したことじゃあありません。 今は信じられないでしょうけどねw
とまあ、長々書きましたが、最近このブログ、ちょっとアホで可哀相な人に憑依されておりまして、コメントを認証制にさせてもらっています。 この人物のコメントには返信する価値がないと判断したので、今後も返信することは一切ないですが、そのことをちょっとだけ書いておきますね。
アルコール依存症のゴールは酒中心の生活からの脱却と、出来ることならば現状よりも質の高い生活、と先ほど書きました。 いくら断酒出来ていても、みんなにアホ扱いされ、人のブログのコメント欄に自分の主張を必死に、一方的に書き込んでるような人生を送ってるようじゃ、酒をやめた意味がないわけです。
周りに目を向け、人の話に耳を傾ければ、楽しい事は世の中にいくらでも転がっています。早くそういう事柄に出会い、ご自分と人様の貴重な時間を浪費するのを止めて頂ければ、みんな幸せになると思いますよ♪
でもそういうことが分かってる人は、そもそもあんなことはしないんだよなw
まあ、アホで可哀相な方が何を言おうと、自分は思ったことを書き続けます。 もしよろしければ、皆様お付き合い下さい。
付きまとわれて迷惑した際の対処法を「アルコール依存症の自分が減酒を頑張る」の方が書いていらっしゃいました。 もし付きまとわれた際には非常に役に立つと思いますのでご参考にまで。
そして、心配なさって下さった方、ご助力なさって下さった方、本当にありがとうございました!
今日で連休も終わりですね。
それでは皆様、素敵な夜をお過ごし下さい!