「師匠」の話・ようやく三ヶ月♪ - ユルユルいきましょう

こんにちは。

とりあえず三ヶ月達成〜！　まあ短いもんですがめでたいです。よしよし、自分。

気の緩みから飲んじゃったりすることもよくある時期だそうですので、ここは一つ気を引き締めて行こうと思います！

さてさて。

三ヶ月と言うことで今回は「師匠」のことを書きたいと思います。

今こうやってこんな文章を書いていられるのも、大きい意味で言ったら「師匠」のお陰のような気がするのでね♪

えっと、アディニャムが学生時代の頃ですな。変な専門学校で専門的で変なことを習っていた時代のことです。二十歳くらいでして、あの頃の酒量は毎晩ビールを一リットル、ワインを一本飲んで、その後ウォッカとかウィスキーのボトルを半分くらい飲んでました。タバコはもちろん吸ってたし、その他アルコール以外にも色々問題を抱えていました。

今思うとね、若いのに、なんでそんなに毎日自分を痛めつけるような飲み方をしていたのだろう、なんて思っちゃいますねえ〜。振り返ると結構可哀相な子に思えてきます、完全に他人事みたいですけどｗ

さてさて、アディニャムの師匠ですけどね。クラスの先生がおりましてね、この先生アルコール依存症と薬物依存を克服し、幸せな結婚生活を送っている方でした。割と変な専門学校だったのでドラッグや酒のことなんかもクラスでオープンに話せたんですね。

そんな先生がある日アディニャムに手招きを…したかどうかは覚えていないんですけど、まあ、とにかく話をしたわけです。

「お前は本当に俺の若い頃とそっくりだ。だから心配になっちゃうんだよな〜」

と師匠は言うわけですよ。

元アル中＆ヤク中にそんなこと言われちゃうなんて、なかなか格好いいではないか…とアホ丸出しだったアディニャムは思ったわけです。

「なので、これをやる。もしこれを読んで、助けが必要だと思ったらいつでも言ってくれ」

そう言われて渡されたのがなんと！！

今でも覚えてますけど、AAの小冊子だったんですよｗ

あ〜懐かしい！　確か簡単なアルコール依存症のテストと12ステップでしたっけ？　あれが書いてあったような記憶があります。

もちろん若かったアディニャムは「こんなもんもらっちゃったよ！」と色々な友人に小冊子を見せびらかし、酒のつまみとしてアル中テストを行い超高得点を叩き出し（貴方は重度の飲酒問題があります。すぐに専門医に相談して下さい）、「このテストちょっと厳しすぎだよねえ！！」なんて言って大笑いしていたのです。

あれから二十年余ｗｗｗ

正直なところ、アディニャムはラッキーだと思うんですよ。家人とも（たぶん）仲良くやっているし、仕事だって出来ている。朝から飲んでいた時期もあったけど、社会生活は破壊されずなんとか維持出来ている。病院に運び込まれ緊急入院したわけでもないし、痛風発作は出たし脳はそこそこ萎縮しているかもしれないけど、身を持ち崩すところまでは行っていない。

たぶんそれはあの時にAAの小冊子読んでいて、「アルコール依存症」って病気を知っていたからなんだと思うんです。そのたった一言がインプットされていたお陰で、常に「もしかして自分はアルコール依存症かも」って意識がず〜っとあったんです。もしそうならそれは否認する病気で、もしそうなら、お酒をやめなければならない。

師匠があの時、死ぬほどバカで死ぬほど混乱していた若者を心配して、AAの小冊子くれたおかげで、アディニャムの中にそういったことを受け入れる土壌が出来ていたんだと思うんですよ。だから勝手に「師匠」と呼ばせてもらってるんですけどね♪

まずは認めるところから始まる。アルコールに対しては無力である。

師匠が酒やドラッグばっかりやっていた頃の話や、AA行ってなんとか素面になった話を散々聞きましたねえ〜。そしていつも楽しげに笑ってましたっけかね。

そういえば、師匠がこんな事を言っていたなあと今思い出しました。

「酒をやめたらビックリするぜ。飲んでた時には気づかない、本当に不思議なことで世の中は満ちているんだから。酒がなくてもクスリがなくても、素面の方が人生はよっぽど楽しいんだ」

まさかまさか、アホくさ！

と思ってましたけどね、さすが師匠。結構正しいかもっす。

ひょっとして…

その「本当に不思議なこと」って実は、素面でいることだったり、普通に暮らせる幸せだったり、それを感謝出来る気持ちだったりすることを言ってたんじゃないかって思うんですよね。

全然違ったりするかも知んないけどｗ

師匠、本当にありがとう〜！

はい、そんなわけでね。いつも☆をくれたり読んでくれている皆様、ありがとうございます。励みになってます〜！　これからもよろしくお願いします。