ドレッシングに入れる酒は煮切るべきか、煮切らないべきか
こんにちは。
昨日からの雨も止み、気持ちよく晴れましたねえ。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
昨日家人の人と料理を作ってましてね。新鮮な野菜と魚にドレッシングをざっとかけて頂く、我が家で時折食べるサラダなんですが…
そのドレッシングが油、醤油、砂糖、そして「酒」なんですな。
たいした量じゃないし、煮切るのも面倒なのでずっといつも通りのレシピで作ってきたんですけど、前回、前々回あたりからどうも微かなアルコール臭が気になり始めてきましてね。なんというか落ち着かない気分にさせられるんですね〜。
ふわっと鼻に抜ける香りが脳を刺激し、胸をザワッとさせる。だからといって酒が飲みたくなるわけではないんですけどね。そんな思いしてご飯食べたくないんで、今回は思い切って煮切ってみたところ!
酒飲みの家人の人とアディニャムの結論は、「煮切ったほうが美味い」でしたw
と、そんなことがあったのでちょっと考えたことを書いてみたいと思います〜。
ノンアル飲料やアルコールを微量に含んだ食品は基本的には摂取不可が規則というか指針になっていますよね。
でも断酒を始めたばっかりの人間が「酒は煮切りなさい。わさび漬けもダメ。ノンアルなんてもってのほか」なんて言われたら、もう嫌気がさしちゃいますよね。
たとえば、
「調理の際は酒を煮切らなければならない。なぜならお前はアル中だからだ」
そう頭ごなしに言われると「まてえええいい!」とつい反発したくなるわけです。なんか雑だし、面倒だし、そんなことまでダメなんっすか?と惨めな気分になるし。
でもね、大切なのはそういったガイドラインの言葉よりも、むしろそれが指針となった理由の方だと思うのです。
アディニャムは(決して勧めているわけではありません)居酒屋行くとホッピーの外を飲むし、年末年始にはノンアルコールスパークリングワインを二本空けたし(もう一本残ってますな、そういえば)、わさび漬けもたまに食べてたし、昨日も酒の入ったドレッシングでサラダを食べたわけですが、これが再飲酒につながるとは到底思えない。変なストレスや家庭の問題を抱え込む方がよっぽど飲みたくなるはずです。
なので人によりますが(しつこいようですが一切推奨しませんが)、そこまで気を使わなくてもいいと言うこともできなくはない。
ただ、これは物事の一面でしかないのです。
ノンアルやらアルコールを含んだものの摂取をしないほうがいい理由は、それが「わずかであれ酒につながる可能性があるから」です。少数かもしれませんが、味見でお酒をちょっと舐めたのがきっかけとなって再飲酒に至った人もいるわけです。そんなもんは摂取しないに越したことはない。わずかなリスクも徹底的に排除したほうがいい。
わさび漬けやキリンフリーや煮切ってない酒入りドレッシングは、はたしてあの酔っ払い状態に戻るリスクに値するんですか?
これがもう一つの側面ですな。
でもね。これを「どっちが正しいのか?」という話にしたとたんに話がこじれるんですよね。
白黒つける必要もないし、真っ白な人から灰色な人、真っ黒な人もいていいと思うんです。両方の側面を理解して、自分で考えて、リスクを背負い、選択して試行錯誤して、自分なりの断酒のやり方を模索していくことなのではないかなあ〜と思うんです。
ガイドラインはあくまでも指針だし、書かれた言葉を絶対視するのは教条的に過ぎます。規則は人を守るためにあるのであって、規則を守るために人は生きるわけではありません。一生懸命規則を守ることも大切ですが、自分で必死に考えることの方が遥かに大切だとアディニャムは考えております。
なのでね。
今回お酒煮切ったドレッシングの方が美味しかったというのは、非常に嬉しい発見でした。
リスクも減るしご飯も美味しくなる。
こんな素晴らしいことが世の中にあっていいのでしょうかw
「そこまでするのも面倒だし、惨めだしなあ〜」
なんて思っている方がいたら、とりあえず一度試してみませんか?
アルコールの雑味が消えて美味しいですよ♪
目安は沸騰してから30秒から1分ほどだそうです。
是非〜!
コメントの返信は頂いた記事の方で行っております。お手数ですがご確認頂けると幸いです!!